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地域包括ケア病床(入院医療管理科)

平成26年度の診療報酬改定に伴い新設された在宅・生活復帰を目指す病床です。

当院では、在宅、介護施設等にいる患者の急性増悪時の受け入れ(サブアキュート)および、入院治療後に病状が安定した患者様に対して効率的でかつ密度の高い医療を行うために必要な高い施設基準の下、「地域包括ケア病床(入院医療管理科)」を平成26年10月1日に開設いたしました。

それは24時間365日救急・往診などを行っている病院の地域包括ケア病棟(病床)です。

この病棟(病床)は、①急性期病棟からの安定した状態の患者さんや、②在宅等から急性増悪で入院が必要な患者さんを受け入れます。いずれも治療後の③在宅復帰を目指します。

また、急性期治療後病状が安定した患者に対して、リハビリ・帰宅支援をおこなうほか、在宅・施設療養患者様の病状悪化を予防するリハビリをおこない、安定した療養生活を支援する役割もはたすところです。

通常では急性期治療を終了し、病状が安定すると退院になりますが、急性期治療を終了してもすぐに在宅復帰、また施設へ移ることに不安のある患者様に対して、「在宅復帰支援計画」に基づき、主治医、看護師、リハビリスタッフ、ソーシャルワーカー、その他スタッフが協力して復帰支援を行い、皆さまの在宅復帰を目指します。

地域包括ケア病床(入院医療管理科)の特徴

・急性期治療後の受け入れが可能

・在宅・生活復帰を積極的に支援

・緊急患者の受け入れが可能

・計画的かつ積極的なリハビリを実施

・看護体制7:1で急性期と同じレベルの手厚い看護が可能

・症度、医療看護必要度の高い方、在宅復帰が困難な方にも対応

地域包括ケア病床(入院医療管理科)の対象となる患者様

急性期治療が終了した患者様が対象となり、在宅または介護施設への復帰を目指しておられる方であればご利用いただけます。

①急性期後の患者受け入れ(ポストアキュート)
 ※入院治療により症状が改善したが、もう少し経過観察が必要な方及び、入院治療により症状が安定し、在宅復帰に向けてリハビリテーション等が必要な方

②在宅、介護施設等にいる患者の急性増悪時の受け入れ(サブアキュート)

③在宅・生活復帰支援が必要な方

※地域包括ケア病床(入院医療管理科)へ直接入院となるか、あるいは一般病棟からの転床となるかは主治医が判断し、患者様やご家族の方へ提案させていただきます。

※急性期病棟から地域包括ケア病床(入院医療管理科)に転棟については主治医が判断致します。

※地域包括ケア病床(入院医療管理科)の入院日数は法令により60日が限度となります。

※一般病棟から地域包括ケア病床(入院医療管理科)への転棟をされる場合はお部屋が変わりますので、ご了承願います。

入院費について

・定められた地域包括ケア病床(入院医療管理科)入院医療管理料を算定します。

一般病床とは違い注射・投薬料・リハビリ・簡単な処置・検査料等の費用が含まれています。

※治療内容によっては自己負担金が増額する場合もあります。ご不明な点がございましたら医事課職員までお尋ねください。

・後期高齢者(75歳以上)の方は医療費の上限が定められていますので、一般病床の場合と負担上限に変わりはありません。

ご相談・お問い合わせについて

地域包括ケア病床(入院医療管理科)に関するお問い合わせは、担当者:池田・中村までお願いします。

・地域包括ケア病床(入院医療管理科)の対象となる患者様について

・退院後の生活や在宅復帰支援について

・在宅や施設で療養されている患者様の一時的な入院対応について

その他、入院についてのご相談やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

当院の病床配置

一般病床地域包括ケア病床(入院医療管理科)
対象患者急性期治療が必要な方急性期治療後、在宅・施設復帰を目指される方
在宅・施設において入院治療が必要になった方
②在宅、介護施設等にいる患者の急性増悪時の受け入れ
 (サブアキュート)
入院期間の目安21日以内60日以内
看護体制7対17対1
病床数20床8床
病床階3階・4階・5階4階・5階